一戸建て住宅を建てる場合の注意点

一戸建て住宅は住宅をすべて所有できる安心感と、自分の庭が持てる開放感から根強い人気があります。マンションと違って敷地を選ぶ楽しみがある反面、怖さもあります。敷地選びはさまざまな要素を考えて検討しなければならず、情報の収集が決め手になります。敷地は動かすことが出来ず、一戸建て住宅を建てる際は敷地選びが最も大切なことになります。

敷地を選ぶにあたって考慮しなければならない第一のことは安全性です。地震、水害、火山の噴火等に対して安全な敷地を選ぶ必要があります。海から近い場所、山に分け入った場所は避けたほうが無難です。川の近くで低地のエリアは一般的に地盤も悪く、地震に対しても不利とされています。

また生活環境も敷地選びの重要な要素です。都会でしたら最寄り駅からの距離、バス停までの距離が重要で、その他コンビニ、スーパーが近くにあるかどうか、小中学校の学区内かどうか、医院、歯科医の有無などが主な検討材料となります。敷地が決まったら次は業者選びです。一戸建て住宅を建てる場合は、理想的には設計者と施工者を分けて発注したほうがうまくいきます。

独立した設計者は施主の利益を第一に考え、施工者を管理してくれるからです。条件付等の理由で、設計者と施工者を同じ会社に依頼しなければならない場合は、なるべく実際に設計する人間と直に会って要望を伝えることが大切です。住宅メーカーの営業マンは人当たりが良く、対して設計技術者は偏屈な人間が多いので、施主、住宅メーカー双方で、営業マンを介して設計の話を進めがちですが、なかなか施主の意向が伝わらないものです。少しの間我慢してでも、設計技術者と直接打合せをするほうが、将来の住宅の質を格段に向上させます。

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